音響エコーキャンセラのタップ長が聴感に与える影響
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概要
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音響エコーキャンセラに用いられる適応フィルタのタップ長と, 音場環境の関係を明確にするため, 主観評価実験を行った。タップ長の異なる音響エコーキャンセラを作成し, 被験者に使用してもらうことによって, 音響エコーの消し残り(残差信号)の有無を判断してもらった。拡声通話系の残響時間, 伝送路における遅延時間及びノイズレベルをパラメータとした。その結果, 最低限必要なタップ長は主に残響時間と遅延時間に依存し, ノイズレベルにあまり依存しないことがわかった。また, 自分の発した声による継時マスキングの及ぶ範囲の上限は0.2〜0.3Sであることもわかった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-01-18
著者
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