音響機器の動的歪のディジタル測定法
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概要
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入力信号にPink-TSP信号を使用した動的歪測定法について検討した。これは,特定の周波数帯域だけを消去したPink-TSP信号をスピーカへ加え,消去帯域内に発生した成分を歪として測定するという手法である。まず,本方式を用いて最低共振周波数の異なる二つの小型スピーカを測定した。次に,2次,3次の非線形特性を持つ単一共振回路を用いてシミュレーションを行い,Q値,非線形項,入力信号レベルに対する歪特性の変化を観察した。測定から,本方式を用いることで歪特性の違いが観察可能であること,シミュレーションから最低共振周波数付近の特性が歪特性に大きく影響していることを確認した。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 2007-07-01
著者
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大賀 寿郎
芝浦工業大学
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大賀 壽郎
芝浦工業大学
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大賀 寿郎
芝浦工業大学工学部通信工学科
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大賀 寿郎
ミックス音研:芝浦工業大学
-
今岡 啓一
芝浦工業大学
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今岡 啓一
芝浦工業大学:(現)ヤマハ(株)
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