ZVS-PWM制御方式直列共振形コンバータにおける同期整流回路の効率改善について

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概要

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現在、多くの情報通信機器用電源としてスイッチングコンバータが用いられており、それらの環境規制への対応として一層の低ノイズ化・高効率化が要望されている。我々は既にアクティブクランプを用いたZVS-PWM制御方式電流共振形コンバータを提案し、FETを用いた同期整流回路を用いることにより、高効率化を図っている。しかし、入力電圧が変動した場合、効率の低下がみられていた。本稿では、コンバータの同期整流回路を状態分けして解析することにより、入力電庄変動時の効率低下の原因を解析した。その結果、トランスの漏れインダクタンスと同期整流FETの入力容量の共振による損失が効率低下の原因であることがわかった。さらに、トランス二次側の漏れインダクタンスの影饗を抑止できるカレントダブラー方式同期整流回路を用いたコンバータを提案している。その結果、入力電圧変動時の効率低下を改善することができ、また、出カノイズ電圧も十分小さいことが実験から明らかになった。
1999-05-17

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