直列インダクタによる圧電トランスコンバータの高効率化
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概要
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以前、著者らが発表した圧電トランスコンバータは高効率化が重要な問題になっており、前回の発表では整流回路の改善を行うことにより最高効率86%を得ることに成功した。しかし、解決しなければならない問題がまだいくつか残っている。その一つとして、効率の周波数特性・負荷特性の検討が挙げられる。周波数特性においては、ピークでは最高効率86%が得られるが、そこから少し周波数がずれると効率が大きく低下する。また、負荷特性が定電流特性になり、定電圧制御のためには大幅な周波数変化が必要であった。そこで今回、圧電トランスの一次側の回路を変更することで効率の改善を試みた結果、周波数特性・負荷特性共に改善することに成功したので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-11-07
著者
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山根 隆志
九州大学大学院システム情報科学研究科
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二宮 保
九州大学大学院電気電子システム工学専攻
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財津 俊行
日本テキサス・インスツルメンツ(株)
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財津 俊行
日本電気(株)伝送デバイス事業部
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庄山 正仁
九州大学大学院システム情報科学研究科
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財津 俊行
Tdkイノベータ
-
財津 俊行
日本電気(株) 第二伝送通信事業部伝送デバイス開発部
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財津 俊行
日本テキサス・インスツルメンツ
-
二宮 保
九州大学大学院システム情報科学研究科
-
布田 良明
トーキンセラミックス(株)圧電トランス部
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浜村 直
NECエンジニアリング
-
布田 良明
(株) TOKIN
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財津 俊之
日本テキサス・インスツルメンツ(株)
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庄山 正仁
九州大学大学院システム情報科学府
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庄山 正仁
九州大学大学院 システム情報科学府
-
庄山 正仁
九州大学大学院
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