SACK情報を用いたTCP高性能化の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
TCP/IPは、様々な環境で用いられるようになっており、それに対応してTCPの制御にも改良が必要となっている。我々は、SACKオプション(RFC2018:TCP Selective Acknowledgment Options)を利用して、エンドの高速化、ネットワークの多様化に対応した、改良方式を提案している。その1つは、コネクション間の公平性を向上させるSACK-TCP輻輳制御方式であり、もう1つはパケット廃棄が頻繁に発生する状況における送信中断事象を回避するSACK-TCP再送制御方式である。本稿では、両提案方式を併用したTCPについて、一般的なネットワーク環境におけるシミュレーション評価を行い、その有効性を示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-01-22
著者
-
渥美 幸雄
(株)超高速ネットワーク・コンピュータ技術研究所
-
近藤 栄一
(株)超高速ネットワーク・コンピュータ技術研究所
-
渥美 幸雄
超高速ネットワーク・コンピュータ技術研究所:(現)nit情報流通プラットフォーム研究所
関連論文
- タイムアウトを回避するSACK-TCP再送制御方式
- パケット紛失量に応じたTCP輻輳制御方式の評価
- パケット紛失量に応じたTCP輻輳制御方式の評価
- Deficit Round Robin方式の検討
- REDルータとの協調によるSACK-TCP帯域制御方式の評価
- REDル-タとの協調によるSACK-TCP帯域制御方式の評価
- REDルータとの協調によるSACK-TCP帯域制御方式の評価
- ACK受信間隔を使用した帯域推定方式
- ACK受信間隔を使用した帯域推定方式
- 新パケット・スケジューリング方式:Urgency-based Round Robin
- 新パケット・スケジューリング方式 : Urgency-based Round Robin
- 高速ネットワークにおけるリアル・タイム・アプリケーション用パケット・スケジューリング方式
- 高速ネットワークにおけるリアル・タイム・アプリケーション用パケット・スケジューリング方式
- 高速ネットワークにおけるリアル・タイム・アプリケーション用パケット・スケジューリング方式
- 高速通信プロトコルの技術条件と課題
- 端末におけるサービス品質保証方式の提案と評価(ネットワークソフトウェア)
- SACK情報を用いたTCP高性能化の検討
- SACK情報を用いたTCP高性能化の検討
- SACK情報を用いたTCP高性能化の検討
- RSVPを利用した適応的な帯域制御方式の検討
- 端末におけるQoS保証方式の実装と評価
- RSVPを利用した適応的な帯域制御方式の検討
- 端末におけるQoS保証方式の実装と評価
- ACK到着間隔を使用した帯域推定方式の改良と評価
- ACK到着間隔を使用した帯域推定方式の改良と評価
- ACK到着間隔を使用した帯域推定方式の改良と評価
- SACK-TCP輻輳制御方式におけるタイムアウト回避の効果
- SACK-TCPのタイムアウト回避法の検討
- REDルータとの協調によるSACK-TCP帯域制御方式の提案
- REDルータとの協調によるSACK-TCP帯域制御方式の評価
- 選択的応答情報(SACK)を利用したTCP帯域制御方法の検討
- 高速環境におけるSACK-TCPの評価と考察
- 高速環境におけるSACK-TCPの評価と考察
- 高速環境におけるSACK-TCPの評価と考察
- 高速トランスポートプロトコルのための輻輳制御方式の検討
- 高速トランスポートプロトコルのための輻輳制御方式の検討
- 高速トランスポートプロトコルのための輻輳制御方式の検討
- 選択的応答情報によるトランスポートプロトコルの帯域制御方法の検討
- 高速環境におけるTCPの実装評価と考察
- 高速ATM網用トランスポートプロトコルにおけるフロー制御方式の一提案