選択的応答情報によるトランスポートプロトコルの帯域制御方法の検討
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概要
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TCPを代表とするトランスポートプロトコルの帯域制御(輻輳制御)では, ネットワークの負荷状況に応じて適切に送信量を調整して, 安定な高スループットを実現することが必要である。一方, 誤り回復の迅速化を狙いとした選択的応答(SACK)の機能が昨年RFCとして規定された。SACKは基本的には誤り制御の手段であるが, パケット紛失状況をより正確に把握できるため, 本情報を利用したより有効な帯域制御が可能となる。本稿では具体的なトランスポートプロトコルとしてTCPを対象として, 従来方式での性能上の問題を示した後に, SACKに基づいてネットワーク負荷状況をより適切に反映する帯域制御方法を提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-24
著者
-
渥美 幸雄
(株)超高速ネットワーク・コンピュータ技術研究所
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近藤 栄一
(株)超高速ネットワーク・コンピュータ技術研究所
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渥美 幸雄
超高速ネットワーク・コンピュータ技術研究所:(現)nit情報流通プラットフォーム研究所
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