高次偏波モード分散の伝達関数行列による定式化
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概要
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光増幅器を用いた大規模光システムの究極的伝送速度を制限する因子として偏波モード分散があり、TPC-5を中心とした海底光システムの開発を通じてファイバをはじめ各素子の偏波モード分散や偏波依存損失の低減が行なわれた。偏波モード分散の基本概念はC.D.Pooleにより開拓された。Jones Matrixの光周波数微分を用いた演算子の固有値の差で定義された一次PMDは正確で広く用いられている。また、F.HeismannはPMD等化方式の実験に成功し、北米直埋設光ファイバ回線の10Gb/s伝送の可能性を示した。しかし超高速伝送に関連する2nd PMDの定義はC.D.Pooleがストークスパラメータを用いて定義の拡張で与えていて問題がある。この報告ではPMDの正しい記述と2^<nd>-order PMDの正しい定義を提案する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-01-20
著者
-
小関 健
上智大学理工学部
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工藤 輝彦
上智大学理工学部電気電子工学科
-
原田 一成
上智大学理工学部電気電子工学科
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菅野 信広
上智大学理工学部電気電子工学科
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大熊 富美男
上智大学理工学部電気電子工学科
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工藤 輝彦
上智大学理工学部情報処理工学科
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工藤 輝彦
上智大学理工学部 情報理工学科
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