位相変調器による3次, 4次分散同時補償を用いた1.28Tbit/s-70kmフェムト秒パルスOTDM伝送
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概要
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位相変調器を利用した高次分散補償技術を用いることにより, 1.28Tbit/s OTDM (Optical Time Division Multiplexing ; 光時分割多重)信号の70km伝送実験に世界で初めて成功したので, その詳細について報告する.1.28Tbit/s信号光は, 10Gbit/sの信号光を時間領域において64多重し, 更に偏波多重を施すことにより得られた.本伝送の特徴は, 伝送前のパルス幅380fsの信号光パルスに対して, 線形チャープを与えた後に, 位相変調器により適当な振幅とタイミングをもった余弦位相変調を与え, 伝送路の3次, 4次分散で生じるチャープと逆のチャープを与えることである.これにより, 3次, 4次分散による信号光の波形ひずみを同時に抑制することができる.70km伝送後の信号光のパルス広がりは, わずかに20fsであり, これにより全チャネル(多重分離後の10Gbit/s-128チャネル)にわたって1×10^<-9>以下の誤り率を実現することができた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-09-01
著者
-
山本 貴司
日本電信電話株式会社 NTTアクセスサービスシステム研究所
-
中沢 正隆
東北大学電気通信研究所
-
田村 公一
Ntt 未来ねっと研
-
山本 貴司
NTT未来ねっと研究所
-
田村 公一
日本電信電話株式会社NTT未来ねっと研究所
-
山本 貴司
Ntt 未来ねっと研
-
山本 貴司
日本電信電話株式会nttアクセスサービスシステム研究所
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