ポリアミドにP3HT含有単層カーボンナノチューブを塗布したフィルム状可飽和吸収体とフェムト秒ファイバレーザへの応用(光ファイバ,光ファイバケーブル,光ファイバ部品,光信号処理,光計測,光伝搬,光発生,一般)
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概要
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単層カーボンナノチューブ(Single-Wall Carbon Nanotube:SWNT)は近赤外波長領域で1ps以下の超高速な可飽和吸収光学特性を有することから、受動モード同期フェムト秒ファイバレーザにおける超高速可飽和吸収体として期待されている。今回、耐熱性と透明性を併せ持つ芳香族ポリアミドフィルム上に導電性ポリマーP3HT(Poly-3-hexylthiophene)を含有したSWNTを塗布することにより、フィルム状SWNT/P3HT可飽和吸収体を作製した。本可飽和吸収体では、ファイバコネクタ間に挿入するフィルムの枚数により可飽和吸収効果の大きさを調整することが出来る。このフィルムを2枚レーザ共振器内に挿入することにより、113fs、42MHzの安定なパルス発生に成功したので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2009-08-20
著者
-
正田 史生
東北大学電気通信研究所
-
中沢 正隆
東北大学電気通信研究所
-
塚本 遵
東レ(株)電子情報材料研究所
-
真多 淳二
東レ(株)電子情報材料研究所
-
真多 淳二
東レ株式会社電子情報材料研究所
-
塚本 遵
東レ株式会社電子情報材料研究所
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