9.1926-GHz再生モード同期ファイバレーザを用いた高安定Cs光原子時計(レーザ・量子エレクトロニクス)
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概要
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我々は再生モード同期ファイバレーザの繰返し周波数をCs遷移周波数に安定化させたCs光原子時計をこれまでに提案している.今回Csビーム管として,市販されている磁気偏向方式のものと光ポンピング方式の一次標準器(産業技術総合研究所)を用いてCs光原子時計を構成し,その周波数安定度を詳細に測定した.その結果,Cs光原子時計の短期安定度(平均時間T=1sで1.5×10^<-12>)はファイバレーザに内在する揺らぎの影響を受けることなくビーム管の性能で決まる安定度を有することを明らかにした.一方,長期安定度(平均時間T=100sで1.7×10^<-13>)には周波数安定化に用いた位相敏感検波系の振幅及び位相ひずみに起因した限界が見られることを示し,その詳細について考察したので報告する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-12-01
著者
-
中沢 正隆
東北大学電気通信研究所
-
吉田 真人
東北大学電気通信研究所
-
萩本 憲
産業技術総合研究所
-
平山 徹
東北大学電気通信研究所
-
古賀 保喜
産業技術総合研究所
-
矢加部 正嗣
東北大学電気通信研究所
-
萩本 憲
(独)産業技術総合研究所
-
古賀 保喜
計量標準センター
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