多段スヌーピ・キャッシュのためのΨキューブ
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概要
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本論文は多段スヌーピ・キャッシュの一致ディレクトリに適した低いバス木〈親子間をバスで接続した木〉から成るΨキューブ・ネットワークを提案する。このキューブは、ハミング・コードの再帰に基づいて構成されるので再帰的な複数のレベルを持ち、各レベルは複数のバス化された拡張ハイパキューブ〈ψキューブと呼ばれる〉から成る。ψキューブは1つのハミング・コードの複数組のコードワードを用いてノードを類別することにより得られる複数のクラスタから構成される。従って各ノードは唯一のクラスタの代表ノードになり、一方そのクラスタ内の他ノードは代表ノードのアドレスの1ビットまたは検出可能2ビット誤り語に等しいアドレスを持つ。クラスタ内のノードは代表ノード所有のバスに接続されるので、Ψキューブは上記再帰により定まる高さのバス木を形成する。この論文では、類別に使用れるハミング・コードの性質、およびΨキューブの構造と性質を示す。Ψキューブ内でのルーティングと多段スヌーピ・キャッシュ用の木構造ディレクトリの概要も述べる
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-08-05
著者
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