ハイパキューブ・マルチプロセッサ上でのハミングコードに基づくディレクトリ木の構成法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ハイパキューブ・マルチプロセッサにおいて、ハミングコードに基づいてキャッシュ一致用のディレクトリ木を構成する方法を提案する。この方法はハミングコードの持つ「2ビット・エラーのうち幾つかは検出できる」性質を活用し、ハイパキューブのノードを同一数のノードから成るクラスタに類別する。このクラスタ化操作を得られたクラスタの中心ノードに再帰的に適用することでハイパキューブの全ノードを覆う木を生成する。複数のクラスタに割り付けられた計算の通信遅延を短縮するため、本稿では2レベル局所プロトコルも提案する。このプロトコルの第1、第2レベルは各々単一語改ざん型と複数語改ざん型のプロトコルである。2レベル局所プロトコルは上記のディレクトリ木で実現される。このプロトコルの評価は進行中なので、予備評価の結果を示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-08-04
著者
関連論文
- GF(P)とGF(2^n)上の乗算に対して再構成可能な乗算器
- GF(P)とGF(2^n)上の乗算に対して再構成可能な乗算器
- 並列リスト処理におけるメモリ管理の一方法
- キャッシュ一致マルチプロセッサにおけるパイプライン化同期のための模擬セマフォア
- CcNUMAシステムにおける同期動作の動的クラスタリング
- CPSY2000-58 CcNUMAシステムにおける共有データの先行評価
- 多段スヌーピ・キャッシュのためのΨキューブ
- ハイパキューブ・マルチプロセッサ上でのハミングコードに基づくディレクトリ木の構成法
- 規則性計算でのキャッシュ一致処理を局所化するための副プロトコル
- 共有メモリ・マルチプロセッサのための仮想ネットワーク機構
- プロセス協調のための2重木