質問による文法推論アルゴリズムにおける等価性判定問題の一応用
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概要
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本研究において,単純決定性言語,および正則言語を真に含む線形言語のある部分族に対して,所属性質問と代表記号列集合と呼ばれる正の例の集合を用いた学習アルゴリズムを示す.単純決定性言語は,終止記号つきの正則言語を真に含むため,上記2つの言語族はともに正則言語を含んだ言語族であるといえる.本アルゴリズムはどちらも,Angluinによる正則言語に対する所属性質問と反例による多項式時間学習アルゴリズムに基づき,観察表を用いて非終端記号数の小さな仮説文法を順次拡大する方法を用いる.ここで,非終端記号の候補が同一の非終端記号か否かは,ある終端記号列を生成可能か否かで決定される.本アルゴリズムでは,このような終端記号列を,複数の仮説文法に対して互いに等価性判定を行うことにより得ている点が特徴である.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-06-11
著者
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