M凸関数最小化に対する高速スケーリング算法と資源配分問題への応用
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概要
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室田(1996,1998)によって提案されたM凸関数は,「離散凸関数」として相応しい様々な性質を有する概念である,本稿では,M凸関数最小化に対する2つの新たなスケーリング算法を提案する.いずれの算法ともM凸関数に対する貪欲算法にスケーリング技法を適用しており,既存の最速な最小化算法とほぼ同程度の実行時間で動く.また,M凸関数最小化の特殊ケースである資源配分問題に対して,本稿では提案するスケーリング算法を特化して得られる算法を紹介する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-10-17
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