高速パケット処理ノードA-BOXのIPアプリケーションフロー経路制御への応用(セッション4)(インターネットトラヒックの測定・性能評価技術及び一般)

概要

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アクセスラインを含む広帯域化に伴い、インターネット上のトラヒックが多様化するとともに、ストリームコンテンツなど特定のアプリケーションに対する品質確保という要求が生じている。広帯域化されたとは言え、特定の時刻、特定の経路にトラヒックが集中し、ネットワーク転送の品質劣化リスクは依熱として存在するためである。一方そうした場合であっても、NW全体の帯域には余裕があり、適切なフロー処理を用いることで品質劣化回避の可能性は存在する。このためにL4さらにはペイロード(L7)までのヘッダ情報に対する参照・処理機能を有する広帯域プログラマブルノードを用いた、ネットワークサイドでのアプリケーショントラヒック制御を提案し,ノード機能について議論する。提案する制御は、特定のアブリケーションフローに対して、IP上での経路を制御するものであり、代替経路への切替え、複数パスのアプリケーション、マルチフロー生成動作である。次に、ノード具備機能を述べる。実時間アプリケーショントラヒックモニタ機能、個々のパケットのL4,ペイロード(L7)のヘッダ参照・処理機能、フロー複製機能、が必要である。ハードウェア性能としては、パケットによらずラインレートでの処理・フォワーディングが目標であり、高速なトラヒックから特定のフローを抽出して確実に処理するとともに、処理対象でないパケットに対しては影響を与えないことが要求される。実装したブロトタイブノードを使用した確認実験について示し、これらの制御の実現性を明らかにする。
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-12-05

高速パケット処理ノードA-BOXのIPアプリケーションフロー経路制御への応用(セッション4)(インターネットトラヒックの測定・性能評価技術及び一般)

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