21世紀のネットワーク型組織を支援するコミュニケーションシステムの提案(「21世紀の知識情報科学に向けて」,及び一般)

元データ 2003-07-25

概要

21世紀の組織構造は"分散ネットワーク型システム"だと言われている.個人や組織,コミュニティ,さらには,文化が相互に結びつき,相互に作用し合いながら絶えず形を変えていく,有機的でかつ不定形な分散ネットワーク型構造である.知識の共有・異文化交流は多くの価値を生み出すという原理を用いた,知の創造システムである.私たちはこのような21世紀型ネットワーク型組織のコミュニケーションを支援するCSCWツールである,ネットワークベースの掲示板型非同期コミュニケーション・情報交換システムのシステムモデル及び実装方法を提案する.分散ネットワーク型組織構造の個人あるいはコミュニティが,インターネットを用いて効率よくかつ創造的なコミュニケーション・情報交換を取れる,非同期分散型コミュニケーションシステムである.このシステムにより,世界中の人たちが,何かの興味や知識によって有機的につながるというネットワーク型の情報共有・交換システムを実現できる.このシステムの実現にあたって,よりシンプルにより拡張性を高めるために,全てのメッセージが蓄積されるこの唯一の共有空間と,それらのメッセージを選別する様々なビュー(マルチビューシステム)を用いて,複雑な分散ネットワーク構造に柔軟に対応した.本システムの使用例として,電子共有予定表システムを示す.

著者

富樫 敦 宮城大学事業構想学部
北村 崇師 静岡大学情報学研究科
陳 暁靖 静岡大学情報学研究科
加賀 周 静岡大学情報学研究科

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