命題論理に基づいたやわらかいソフトウェア設計支援システムとその応用
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概要
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通信システムの分野において, これまで高水準の情報サービスのための形式的仕様の記述によるソフトウェア開発法が研究されてきた. そのための記述言語として形式記述技法 (Formal Description Techniques : FDTs) が提案されてきたが, ユーザの要求と形式記述との間の隔たりは大きく, その記述は困難であった. その上, システム要求は開発の初期段階においてしばしば変化し, その影響はシステム全体に影響を及ぼす. そこで我々は命題論理に基づいたやわらかい方法論を提案してきた. これはシステム要求の変化に対応して形式仕様を自動的に獲得するものである. また, 我々はシステム要求の論理エラー検証法, 詳細化法についても研究を行ってきた. 本稿では, 我々のソフトウェア開発法を支援するやわらかい設計支援システムについて述べる. さらに, この支援システムを用いた応用例として, 実際にCATVシステムを設計し, 通信ソフトウェア設計への適応性を示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-05-16
著者
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白鳥 則郎
情報科学研究科
-
富樫 敦
宮城大学事業構想学部
-
富樫 敦
東北大学電気通信研究所
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福沢 尚司
東北大学電気通信研究所情報科学研究科
-
宋 国煥
情報科学研究科
-
宋 国煥
東北大学電気通信研究所情報科学研究科
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