利用者要求に基づくコンポーネントウェアの配信・合成法

概要

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パーソナルコンピュータの普及により, 様々な利用スキルレベルのユーザが各自の利用目的に従いコンピュータを活用し,情報処理を行なうようになりつつある. しかしながらユーザは, 目的とする作業を行うために, たとえそれがごく一時的な作業であったとしても, その処理に適したアプリケーションの選択, 獲得, インストール, 環境設定等の作業をする必要があり, 利用者の大きな負担となっている. また, 近年のインターネットに代表される情報ネットワークの普及により計算機資源や情報資源の共有が盛んになるに従って, ソフトウェア資源の共有・利用が促進されつつある. また,相互依存性・環境依存性の低いソフトウェアモジュールとしてコンポーネントウェアが一般化しつつあり, ネットワークを介してのそれらの獲得・利用が可能となっている. 以上の状況をふまえ, 本稿では,利用者要求に基づいてコンポーネントウェアを効率的に配信・合成することで利用者指向のアプリケーションを構築するためのシステムフレームワークを実現する, エージェント指向コンピューティングに基づくコンポーネントの配信・合成のためのフレームワークCOAF (COmponent Agent Framework)を提案し, その機能要件及び概念設計について述べる.
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-08-06

利用者要求に基づくコンポーネントウェアの配信・合成法

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