主観的協調関係に基づくマルチエージェントのタスク割当て動作の解析

概要

論文の詳細を見る
マルチエージェントシステムにおいては, 一般に個々のエー・ジェントの振舞いがシステム全体の振舞いに影響を与える. そのため, システム全体としての効率の向上を実現するためには, 個々のエージェントの動作がシステム全体にどのような影響を与えるかを知り, これに基づいてエージェントを設計することが重要になる. そこで本論文では, タスク割当ての方法として我々が提案した手法を適用したマルチエージェントシステムにおいて, 各エージェントの振舞いがシステム全体の挙動に与える影響についての基本的な分析を行う. すなわち, 各エージェントが保持する, 他のエージェントに対する信頼関係に関する情報の更新方法や, 他のエージェントの能力等の情報の伝え方などを変更した場合, あるいはシステム上のエージェントが動的に生成・消滅する環境において, タスク処理の効率やエージェント間で交換されるメッセージ量に関する分析を行う. そのために, 数種類のエージェントの動作設定のもとでの実験, 及びシステム動作中にエージェントを生成・消滅させた場合の実験を行った. これらにより, マルチエージェントシステム設計の基本的指針を与える.
社団法人電子情報通信学会の論文
2001-08-01

主観的協調関係に基づくマルチエージェントのタスク割当て動作の解析

スポンサーリンク

概要

著者

関連論文

スポンサーリンク