デジタル署名付文書の長期的利用を可能にする方式の提案

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概要

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電子商取引や電子政府の進展に伴い、デジタル署名の利用範囲が拡大してきている。しかし、デジタル署名を付与した電子文書を長期的に利用する場合の安全性については、長期的保存法を除くと、ほとんど検討がなされてこなかった。そこで、長期利用方法のパターンを明確化するとともに、従来検討されてきた長期保管法のように、署名を長期にわたって再検証するだけでなく、電子マネーの転々流通のように長期にわたって検証を安全かつ自由に繰り返すことができる方式が必要であることを示す。次に、このようなことを可能とするために、ヒステリシス署名と危殆化時対応ポリシー証明書を利用する方式を提案している。
社団法人電子情報通信学会の論文
2004-01-23

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