アクティブP2Pネットワークにおける検索負荷分散機構に関する研究(セッション7)
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概要
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P2P型アーキテクチャは,ネットワーク規模に対する拡張性や対故障性などから,従来のサーバークライアント型アーキテクチャの問題を解決するネットワークパラダイムとして注目を集めている.しかしながら,ディレクトリサーバやブートストラッピングノードなど,未だその機構の一部をサーバに依存しているため,それらサーバがボトルネックとなり,十分な性能を得られない.本研究では,アクティブネットワーク技術にもとづく動的な負荷分散のためのフレームワークを提案し,フレームワークの適用例としてOpenNapのための検索負荷分散機構を実現した.アクティブノートは,自身を通過するP2Pトラヒックを観測することにより,ボトルネックとなるサーバを特定し,必要に応じてP2PアプリケーションのQoSを向上するためのサービスを提供する.アクティブノートによるサービス提供は透過的であり. P2Pアプリケーションやユーザがその存在を意識する必要はない.実験により,アクティブノートによる検索負荷分散が達成され,提案したフレームワークが実用的かつ有効であることを示した.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-02-27
著者
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