ストリーミングアプリケーションのためのパケット転送遅延の分析とプレイアウト制御への適用
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概要
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インターネットアプリケーションにおける重要な通信品質特性としてパケット転送遅延が挙げられる。実際に、TCPやストリーミングアプリケーションにおいて通信品質を考慮した転送を行なうには、パケット転送遅延時間の予測が必要であり、特にパケットロスを検知するためには、遅延分布のすその部分の特性を明らかにすることが重要となる。本稿では、まず測定ツールを用いてパケット転送遅延を測定し確率分布関数による分布のモデル化を行う。統計分析では、特に分布のすその部分に着目し、時間帯による遅延特性の変化や確率分布のパラメータ推定のモデル化における精度も明らかにする。その結果、パレート分布が遅延分布のモデルとして最適であることを示す。さらに、統計分析の結果をストリーミングアプリケーションに適用し、ユーザの要求する通信品質を実現できるプレイアウト制御アルゴリズムを提案する。また、数値結果により提案アルゴリズムの有効性を示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-11-14
著者
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