ユーザ品質を考慮したストリーミングアプリケーションのためのプレイアウト制御機構
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概要
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ストリーミングアプリケーションにおいて、インターネット上で高品質な通信を行うためには、通信特性を考慮した制御が不可欠である。このため、品質制御の一つであるプレイアウト制御に関して、さまざまな研究が行われてきた。しかしながら、これまでの制御アルゴリズムはパケットロスやプレイアウト遅延など、ネットワーク指標を通信指標として用いており、ユーザの直接的な品質評価は考慮されていない。そこで本稿では、既存のユーザ品質とネットワーク特性の関係をモデル化し、ネットワークの状況に応じてもっともユーザが高品質に感じるプレイアウト制御手法を提案する。シミュレーションを用いた性能評価により、提案アルゴリズムがすべてのネットワーク環境において最も高いユーザ品質を提供できることを示す。また、実装評価により提案アルゴリズムの実現性を示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-03-01
著者
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