頭部MR断層像とアトラスの非線形位置合わせ法の改良

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概要

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本稿では、頭部MR断層像からの病変部抽出システムの精度向上を目的として、アトラスと断層像の非線形位置合わせ手法[9]の問題点を解決する方法を検討し、評価実験によりその有効性を示す。具体的には、格子点が評価関数の微小な変動により一所に留まらず彷徨い組織情報を壊してしまうことを防ぐために、格子点間にばねを入れ、部分領域形状を保ちながら滑らかに変形・位置合わせを行うようにする。また、位置合わせ開始時の画像間のずれを少なくするために、頭部シルエットを用いた非線形位置合わせを前処理として導入する。評価実験として120例の画像に対して位置合わせを行い、良好な結果を得ることが出来た。
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-01-17

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