コイの遊泳時の心拍数変化と回復過程
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概要
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回流水槽を用いてコイに強制遊泳させ,遊泳時の心拍数変化とその後の回復過程について検討した。遊泳速度1BL/sでは大きな心拍数変化はなかったが,2〜5BL/sでは遊泳時に急激に増加し,最大で平常時の2.7倍に達した。しかし,遊泳速度を速めても心拍数の増加割合がさらに増すことはなかった。遊泳後の心拍数は,低速条件では早い段階で平常時レベルまで回復したが,3BL/s以上では回復に時間のかかる個体が認められた。遊泳時間を60分に延長しても,全体的に遊泳時間10分の場合と同様の心拍数変化を示した。
- 社団法人日本水産学会の論文
- 2003-03-15
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