モニターの統合監視における複数ユニットへの最適保全方式
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概要
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システムの巨大化・複雑化に伴って信頼性と保全性の重要性が増してきている.その中でもシステムの状態を的確に把握することが合理的な保全につながるとして,状態監視保全が注目されている.統計的意思決定問題に関するKarlin & Rubin^<[2]>の研究の成果は,1つのユニットに関する最適保全方策を考える上で有用である.モニター値θに対して,前もって定められた閾値θ*を考え,θ>θ*ならば"取替え",θ<θ*ならば"稼働継続"なる保全方策("Monotone Policy")のみに最適な方策を限定し得る条件を導出した.本研究では,システムは複雑のユニットから構成されているものとし,各ユニットの真の内部状態は正確に観測できないものとする.また,各ユニットは複数台のモニターにより統合監視されると仮定する.この時,各モニターの観測地に基づき保全を行う場合に,期待コストを最小にする最適保全方策が"広義のMonotone Policy"に限定し得るための十分条件を導出する.
- 社団法人日本品質管理学会の論文
- 1996-10-15
著者
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