信頼性・安全性解析のための人・環境・装置の三要素FMEA手法の開発

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概要

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• 市場型製品にとって製品安全は重要な項目であり, その信頼性・安全性は製造業者が盛り込むべきものである.特に, 企業では製品企画, 開発設計のような生産の源流で製品の重要な潜在的危険要因を抽出して, それらのリスクを見積もり, 早期に適切な対策を取ることが望まれている.潜在的危険要因は製品空間において人と装置と両者のインターフェースに存在するが, その影響の度合いは人-装置系を取り巻く環境に左右される.本稿ではこのような背景から開発した人・環境・装置の三要素を考慮したFMEAについて提案し, その構造および解析手順を示す.また, 製品を取り巻く潜在的危険要因の網羅的な抽出プロセスについても言及している.技術者教育の場で本解析手法を実践した結果から三要素FMEAの有効さと使いやすさを確認し得た.

• 社団法人日本品質管理学会の論文
• 1999-01-15

著者

• 鈴木 和幸

  電気通信大学システム工学科

• 鈴木 和幸

  電気通信大学

• 益田 昭彦

  帝京科学大学理工学部マネジメントシステム学科

• 益田 昭彦

  日本電気(株)cs品質推進部

• 岩瀬 智之

  電気通信大学電子情報学科

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