イセエビの摂餌活動の周年変化
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
雄イセエビの摂餌行動および摂餌量を284日間連続測定した。これらの値の変化はイセエビの脱皮や水温変化によって著しく制約された。イセエビは,夏と秋の脱皮約1ヶ月前より摂餌量が減少し始め,脱皮直前には5〜17日間摂餌せず,脱皮後には2〜26日間以上摂餌しなかった。夏の脱皮後は摂餌量が急激に増加した。イセエビが摂餌した最低水温は11.8℃であった。イセエビの摂餌量は水温の上昇とともに顕著な増加傾向がみられたが,水温が28℃以上となると減少傾向に転じた。
- 社団法人日本水産学会の論文
- 2003-07-15
著者
-
小池 隆
三重大学大学院生物資源学研究科
-
山崎 博貴
三重大学生物資源学部
-
小池 隆
三重大学生物資源学部
-
内田 誠
三重大学生物資源学部
-
内田 誠
三重大学大学院生物資源学研究科附属練習船勢水丸
-
Koike Takashi
三重大学生物資源学部
-
小池 隆
国立大学法人三重大学大学院生物資源学研究科
関連論文
- 振り分け潮と紀伊水道内の冷水渦
- イセエビの摂餌活動の周年変化
- 潮岬沖西向流について
- 夏季東シナ海で実施したトロール漁獲結果の検討
- リサーチ12 船舶ネットワークを利用した海洋観測支援システム
- 振り分け潮の構造とその時間変化(Journal of Oceanography Vol.56(2000))
- イセエビの日周摂餌行動に与える水温の影響
- イセエビの二次元追尾装置の改良
- イセエビの二次元追尾装置の改良
- クロアワビの夜間行動を抑制する水中の明るさ
- 水槽内におけるイセエビの行動の自動計測装置
- 夜間の水中照度とイセエビの活動度
- シイラの遠近調節糸と網膜視神経細胞の分布
- コロラド大学による海面高度分布速報データの利用について
- 勢水丸を利用した海洋研究
- 勢水丸の沿革とその教育活動
- 伊勢湾とその周辺海域における海中の光と濁度の分布 : 大型十脚類の生息する海中の光環境について
- 光束断続光を利用したマアジの行動制御
- ベンガル湾におけるまぐろ延縄漁具の枝縄の水中視認距離
- 照射断続光の色および照射時の背景照度の違いによる魚の反応行動〔英文〕
- 断続光の明暗周期や照度比を変えた時の魚の行動反応〔英文〕
- イセエビの夜間行動におよぼす水中の明るさの影響
- 水槽内におけるイセエビの動きの追跡観測
- 断続光に対するマアジの行動反応に関する研究
- イシガニCharybdis japonicaの感知し得る明るさの下限値
- 日仏海洋学会賞受賞記念講演 海中動物の対光行動に関する研究
- イセエビの日周行動のパターンとその乱れ
- イセエビの活動を抑制する夜間照度の閾値
- イセエビが感知し得る昼間照度下限値
- 水槽内でのイセエビの動きの追跡観測
- 潮岬周辺海域の微細海況と串本・浦神間の水面高度分布
- ワカメ属2種, ワカメおよびアオワカメの垂直分布と紫外線耐性
- 沿岸漁業・養殖業における自然エネルギー利用に関する研究
- Effects of Underwater Brightness on Japanese Spiny Lobster Behaviour during nighttime Scotophase.
- 鉛直微細構造の特性をトレーサーにする海況解析の試み : 潮岬周辺微細海況への適用
- 漁業情報のための衛星画像の等温線解析
- 串本・浦神間水位差に現れる季節的変化
- 光束断続光を利用したマアジの行動制御
- 水中灯下での魚類の集合・離散過程
- 深海底延縄における残餌に関する研究
- 潮岬周辺海域の微細構造
- 照射断続光の色および照射時の背景照度の違いによる魚の反応行動〔英文〕