伊勢湾とその周辺海域における海中の光と濁度の分布 : 大型十脚類の生息する海中の光環境について
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概要
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伊勢湾とその周辺海域で分光照度と海水の濁度を計測した。湾内で海中へ最も良く透過する光の波長は565nmであり,外洋域では490nmであった。水深10mにおける565nmと490nmの相対照度の比率(490nm/565nm)を海域ごとに求めると,その比率は,湾内で1.0未満,外洋域で1.0以上となり,湾内から外洋に向けて値は大きくなった。伊勢湾口の外側では,濁度の高い水塊が,湾口部と志摩半島に沿った岸よりの表層に分布していた。その分布範囲は,岸から2〜5マイル以内であった。濁度の高い水塊の分布深度は,湾口部西側で30mに達することもあったが,岸から離れると急激に縮小した。この濁度の高い水塊は,落潮時に湾口部西側から志摩半島に沿って表層を南下すると推察された。
- 三重大学の論文
- 2005-03-31
著者
-
小池 隆
三重大学大学院生物資源学研究科
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小池 隆
三重大学生物資源学部
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中村 亨
三重大学大学院生物資源学研究科附属練習船勢水丸
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森田 雅之
三重大学生物資源学部
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中村 亨
三重大学生物資源学部附属練習船勢水丸
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守屋 和昭
三重大学生物資源学部
-
Koike Takashi
三重大学生物資源学部
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小池 隆
国立大学法人三重大学大学院生物資源学研究科
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