胸壁原発悪性線維性組織球腫の1例

元データ 1994-12-20 日本肺癌学会

概要

症例は74歳,女性.胸痛と労作時呼吸困難を主訴に当科を受診した.入院時胸部X線写真にて縦隔偏位を伴う,大量の左側胸水貯留が認められた.持続ドレナージによる排液後の胸部X線写真で,左中肺野に80×50mm,境界明瞭,辺縁不整,内部構造均一な腫瘤が胸壁から胸腔内に突出して認められた.経皮的針生検より,悪性線維性組織球腫と診断されたが,既に広範な胸膜播種を生じていたため,切除不能であった.Cyclophosphamie,vincristin,adriamycin,dacarvazine(CYVADIC)による抗癌化学療法を行ったが,効果が得られず,初診より8ヵ月後に呼吸不全のため死亡した.胸壁原発悪性線維性組織球腫はまれであり,本邦報告25例を集計して報告した.

著者

永井 寛之 大分医科大学第2内科
那須 勝 大分医科大学第2内科
山崎 透 大分県立病院呼吸器内科
長岡 博志 別府リハビリテーションセンター内科
後藤 陽一郎 大分医科大学第二内科
山崎 透 大分医科大学第二内科
那須 勝 大分医科大学 感染分子病態制御 講座
後藤 陽一郎 大分医科大学
田代 隆良 大分医科大学第二内科
長岡 博志 大分医科大学第2内科
増田 満 大分医科大学第二内科
増田 満 長門記念病院内科
田代 隆良 長崎大学医療技術短期大学部
関 仁史 秋田県厚生連北秋中央病院外科
柴田 裕 秋田県厚生連湖東総合病院外科
上田 忠 秋田県厚生連北秋中央病院外科
永井 寛之 大分医科大学 第二内科

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