全肺洗浄前後で血清KL-6, SP-AおよびSP-D値を測定し得た肺胞蛋白症の1例

元データ 2000-11-25 日本呼吸器内視鏡学会

概要

近年, 血清KL-6, SP-A, SP-D値は間質性肺炎の活動性の有用な指標として報告されている。今回全肺洗浄前後のモニタリングに血清KL-6, SP-A, SP-D値を用いた肺胞蛋白症の1例を報告する。症例は労作時息切れで入院した67歳の女性で, 胸部X線写真上両中下肺野に非区域性の浸潤影が認められた。胸部CTでは非区域性に広がるスリガラス様陰影と小葉間隔壁の肥厚が見られ, peripheral clear zoneが認められた。気管支肺胞洗浄と経気管支肺生検により肺胞蛋白症と診断し, 全肺洗浄が施行された。全肺洗浄後, 症状, 血液ガス, 胸部X線写真の改善とともに血清KL-6値は減少したが, SP-A, SP-D値は一過性に上昇し, その後低下した。血清KL-6, SP-A, SP-D値は病勢と一致しており, 肺胞蛋白症において有用な活動性のマーカーになりうると考えられた。

著者

永井 寛之 大分医科大学第2内科
那須 勝 大分医科大学第2内科
山形 英司 ごとうJ呼吸器・アレルギークリニック
山崎 透 大分県立病院呼吸器内科
山形 英司 ごとうジェイ呼吸器アレルギークリニック
山崎 透 大分医科大学第二内科
那須 勝 大分大 医 感染分子病態制御 (内科学第2)
那須 勝 大分医科大学 感染分子病態制御 講座
平松 和史 大分医科大学附属病院検査部
三戸 克彦 大分医科大学医学部感染分子病態制御講座(第2内科)
山形 英司 大分医科大学感染分子病態制御講座
山上 由理子 大分医科大学感染分子病態制御講座
一宮 朋来 大分医科大学第二内科
山形 英司 大分医科大学 第2内科
一宮 朋来 大分県立病院呼吸器血液内科
三戸 克彦 大分医科大学医学部腫瘍病態制御講座
三戸 克彦 大分大学 医学部感染分子病態制御講座
那須 勝 大分医科大学第二内科
永井 寛之 大分医科大学 第二内科
那須 勝 大分医大第2内科
一宮 朋来 大分医科大学医学部看護学科

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