切除肺癌患者の5年生存例における Tumor Doubling Time とPPD反応
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概要
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原発性肺癌の術後5年生存例57例を対象として,術前の各種臨床的パラメーター,PPD皮内反応成績(PPD),tumor doubling time(tD)等に関して検索し,肺癌切除例106例の成績と比較検討した.肺癌切除例と比べて5年生存例では,年令が比較的若年に分布し,末梢血Hb量が高値を示した.PPDは全体として増強しているのがみられ,組織型別にみると腺癌例で増強しているのが明らかであった.tDは,5年生存例で明らかな延長がみられ,とくに扁平上皮癌例で著明であった.PPDが増強している症例では,腫瘤径の短いものほどtDが延長している傾向にあった.これらの成績から,tDが肺癌予後に対して重要な因子の1つになると共に,肺癌の発育には,弱いが免疫機序が関与していることが考えられた.
- 日本肺癌学会の論文
- 1981-03-31
著者
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藤村 重文
東北大学抗酸菌病研究所外科部門
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仲田 祐
東北大学抗酸菌病研究所外科
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橋本 邦久
東北大学抗酸菌病研究所外科
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赤荻 栄一
東北大学抗酸菌病研究所外科
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須田 秀一
東北大学抗酸菌病研究所外科
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近藤 丘
東北大学抗酸菌病研究所外科学部門
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山内 篇
東北大学抗酸菌病研究所外科
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岡部 健
東北大学抗酸菌病研究所外科
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半田 政志
東北大学抗酸菌病研究所外科
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塩ノ崎 文博
東北大学抗酸菌病研究所外科
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仲田 祐
東北大学抗研
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藤村 重文
東北大学抗酸菌病研究所外科
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