腎被膜原発血管筋脂肪腫の1例

元データ 1997-11-20 社団法人日本泌尿器科学会

概要

腎被膜原発の血管筋脂肪腫を経験したので報告する。49歳女性。検診での超音波検査で直径10cm大の腹部腫瘤を指摘され当科を初診。腹部造影CT上,左腎後方に被膜のみ造影される同大の腫瘍を認め,内部に数ヶ所の隔壁を有していた。MRIでは腫瘍内に出血を認め,選択的腎動脈造影では腫瘍は腎被膜動脈よりの栄養血管を得ていた。腎被膜原発腫瘍の術前診断にて開復術施行しだが,術中迅速標本にて悪性が疑われたため,根治的左腎摘除術を施行した。最終的には血管筋脂肪腫の病理診断を得た。腎被膜腫瘍は比較的稀であり,さらに腎被膜原発の血管筋脂肪腫は極めて稀である。われわれが調べた範囲では本邦で2例の報告例をみるのみである。

著者

神尾 多喜浩 済生会熊本病院病理
副島 秀久 済生会熊本病院TQMセンター
神尾 多喜浩 済生会熊本病院中央検査部病理
神尾 多喜浩 済生会熊本病院 外科センター
渡邊 紳一郎 済生会熊本病院腎泌尿器科
副島 一晃 済生会熊本病院腎泌尿器科
副島 一晃 済生会熊本病院 臨床工学部
渡邊 紳一郎 済生会熊本病院腎・泌尿器センター
白井 純宏 済生会熊本病院腎・泌尿器センター
副島 秀久 済生会熊本病院 Nst
副島 一晃 済生会熊本病院 腎泌尿器科

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