GPS測量による雲仙火山のマグマ溜りの推定
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概要
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Unzen volcano located at Shimabara Peninsula, Kyushu, Japan, has been erupted at the summit since November 1990 after 198 years dormant period. Phreatic eruption continued until middle of May 1991, and the appearance of a lava dome was confirmed on May 20, 1991. Since the end of May 1991, the lava dome has been growing, and pyroclastic flows have been frequently generated by collapses of the dome. Total volume of discharged lava as of February 1994 is estimated to be 1.86×10^8m^3 by Geographical Survey Institute. GPS surveys have been repeated at several sites around the volcano since January 1991. Until the middle of 1991, the ground around the volcano indicated expansion and then turned into contraction. Applying a point source model to the data on the change in length of GPS baselines, the location of a pressure source is estimated to be approximately 5 km west from the summit and approximately 11 km in depth. Dilatation of the ground in the area which includes the pressure source region closely relates to changes in extrusion rate of lava. While the rate exceeded about 1×10^5 m^3/day, the ground indicated deflation, and in contrast, the contractive movement came to stay when the rate decreased to less than the value. This suggests continuous supply of magma through the lower crust to the zone where the pressure source is located. These results are consistent with those derived from levelling survey. It is concluded that the location of the pressure source estimated here indicates that of the magma reservoir.
- 特定非営利活動法人日本火山学会の論文
- 1995-03-10
著者
-
森 済
北海道大学理学部
-
石原 和弘
京都大学防災研究所附属火山活動研究センター
-
加茂 幸介
京都大
-
加茂 幸介
京都大学防災研究所
-
森 済
北海道大学地震火山研究観測センター
-
森 済
北海道大学大学院理学研究科
-
西 潔
国際協力機構
-
西 潔
京都大学防災研究所附属火山活動研究センター
-
小野 博尉
京都大学理学部附属火山研究施設
-
石原 和弘
京都大学防災研究所
-
森 済
北海道大学理学部付属有珠火山観測所
-
小野 博尉
京都大学理学部
-
西 潔
京都大学防災研究所桜島火山観測所
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