山岳高地民チベッタン族の食生態とその背景
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概要
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An investigation of foods and dental diseases in highland of Nepal was carried out in Langtang village (3, 500 m elevation) from middle of March to end of March of 1992. The people of Langtang village were mostly of Tagmang tribe of Tibetan. Their dietary life was homogeneous and simple, except a few families who had started to live as restaurant or lodge managers for Himalayan trekkers. Their meals consisted mostly of potato, barley (uwa), buck wheat (pharpar), hog millet and common millet which were products of Langtang. Their meals favored recently include rice and corn which are not produced locally. Their daily intake of nutrients was high in energy (2, 600 Kcal/day/person) and protein (60g/day/person). There was a sufficiency of vitamin A and vitamin B, but a deficiency of vitamin C, calcium and iron. A half of the families took sugar in tea or as an appetizer. But the amount of it was not high. They did not eat meat of living animals, because of their religious taboo. We suspected that there was a correlation between this dietary life of Langtang people and their low dental cavities, high rates of attrition and fracture of teeth and periodontal diseases.
- 九州歯科学会の論文
- 1993-10-25
著者
-
大野 秀夫
ネパール歯科医療協力会
-
小川 孝雄
九州歯科大学歯科保存学第1講座
-
中村 修一
九州歯科大学生理学講座
-
大野 秀夫
九州歯科大学生理学講座
-
安部 一紀
西南女学院短期大学栄養生化学教室
-
中村 修一
九州歯科大学 生理学 講座
-
仙波 伊知郎
鹿大・口病
-
仙波 伊知郎
鹿児島大学 大学院医歯学総合研究科先進治療科学専攻腫瘍学講座口腔病理解析学分野
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