動作認識による知的ヒューマンインタフェース

概要

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本稿では、連想推論に基づくオンライン動作認識手法を利用し、1)特定者に対しての認識には有効であるが、非特定者に対しての認識には不十分、2)似たような動作でも状況やコンテクストにより意味が異なる場合に対応できない、といった従来の非接触型のインタフェースにおける2つの問題点を改善する知的インタフェースを提案する。提案のインタフェースでは、a)動作の特徴を評価するための言語的なファジィラベルによるファジィルールを構成し、さらにb)状況に依存する知識をルール化して階層的に構成する、という2種の知識を連想推論によって統合し、全体的なマッチングをとるファジィラベルマッチング手法により、非特定者に対する、状況に依存した動作認識を実現し、上述1)と2)の問題点を改善している。適用例として「ロボットインタフェース」「手話インタフェース」の2つのヒューマンインタフェースを構築する。そして、実験を行なった結果から、提案のインタフェースが上述1)と2)の問題点を改善することを示す。また、本インタフェースは、同一のシステム構成で「ロボットインタフェース」と「手話インタフェース」の両者に適用できたことから、動作指示を用いたインタフェースシステムへ広く応用が可能であるといえる。
日本知能情報ファジィ学会の論文
1995-08-15

動作認識による知的ヒューマンインタフェース

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