利用者ごとの仮想空間の構築と共有

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概要

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多数の利用者が同時に参加可能な仮想空間は, 利用者の様々な要求を満たすために非常に多くのオブジェクトを表示する.しかし, 各利用者にとってこのような仮想空間を理解するのは容易ではない.そこで, 利用者が, 意図した仮想空間を獲得するための手法が必要である.本稿では, 利用者は, 仮想空間などの選択と選択したオブジェクトの表示効果を指定する.また, 利用者が独自に獲得した仮想空間をそのまま用いた場合, 関係する利用者の意志疎通が困難になることがあるため, それぞれの利用者の仮想空間を統合する必要である.本稿では, 利用者は, 仮想空間内のオブジェクトを共有する範囲と共有処理を行うタイミングを決める.さらに, 本稿で対象とする仮想空間を管理するためのデータ型について述べる.
一般社団法人情報処理学会の論文
1998-07-09

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