信号間相関を考慮した確率的消費電力見積方法
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概要
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組み合わせ論理回路の各内部ノードに対する信号確率とスウィッチング確率の効率的な見積手法を提案する。本手法の特徴は信号の再収斂による信号間相関の第一次の効果を考慮にいれている点にある。具体的には、2つのBoole式の積の確率をそれぞれのBoole式の確率の積で近似する際に、積をとる操作と確率をとる操作の順序の違いによる誤差に対する一次の補正を行っている。実験によると、本手法は最も精度の高い従来手法よりも数十倍高速であり、精度は同程度であることが示された。本手法による回路全体の消費電力の見積誤差は平均で約0.5%であった。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-07-20
著者
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三橋 隆
(株)東芝半導体設計・評価技術センター
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南 文裕
(株)東芝 半導体システム技術センター
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内野 琢
(株)東芝半導体設計自動化技術開発部
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南 文裕
(株)東芝半導体設計自動化技術開発部
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三橋 隆
東芝
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三橋 隆
(株)東芝 半導体設計・評価技術センター
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