モーバイルプロセスの観測合同について(<特集>並列・分散)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿では、標準的なラベル付き遷移システムを用いた操作的意味論をもつπ計算の体系について、C-双模倣の概念を定義し、それを用いて定義される等価関係の性質について述べる. ここで提案するC-双模倣性は、従来の古典的な双模倣性の拡張である. すなわち関係RがC-双模倣性であるとは、Rが成立しているふたつのプロセスについて、任意の動作についてだけでなく、動作の対についても一方が実行できるなら、もう一方も同じ対を実行してRの関係を保存できることを意味する. ここではC-双模倣にもとづいてC-双模倣等価性を定義し、特にprefix 演算についての合同性について述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-26
著者
関連論文
- 線型論理による並行計算の多次元表記環境の実装とその評価
- 並行プロセスの非インターリーブ的テスティング
- 線形論理から非同期π計算への変換における等価関係保存について
- 名前渡しを含む並行プロセスの非インターリーブ的意味論
- 線形論理を用いた逐次型プロセスの並列実行
- 並行プロセスのチャネル名スコープの超格子表現
- 分散環境に置かれたGHCプログラムの意味論のための意味領域
- モーバイルプロセスの観測合同について(並列・分散)
- モーバイルプロセスの観測合同について(並列・分散)
- 応答型並行プロセスのための時相論理式を用いた部分計算法
- 応答型逐次プロセスの部分計算を用いた並列実行(並行計算の理論とその応用)
- 並行論理型言語NGHCの時相論理式による制約を用いた部分計算法
- 並行論理型プログラミング言語における段階的プログラム記述の検証
- Concurrent Constraint Programming, Vijay A. Saraswat, The MIT Press, 1993, 486pp
- 応答型並行プログラムの部分評価の応用
- Baeten, J. C. M. and Weijland, W. P. : Process Algebra, Cambridge Tracts in Theoretical Computer Science 18, Cambridge (1900).
- モーバイルプロセスの失敗例意味論を用いた等価性判別
- モーバイルプロセスの失敗例意味論を用いた等価性判別
- モーバイルプロセスのテスティングによる等価性判別
- 論理型言語における展開/畳み込みの拡張について
- 並行論理型言語NGHCの時相論理式による制約を用いた部分計算法
- 並行論理型プログラミング言語における段階的プログラム記述の検証
- 並行論理型言語の意味領域としてのガード付きストリーム : 意味論的および構文的同値関係について
- 名前渡しを含む並行プロセスの非インターリーブ的テスティング