中性ヨウ化カリウム法によるオキシダント測定法の温度効果及び濃度効果
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概要
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光化学オキシダント自動測定機に用いられている中性ヨウ化カリウム法は,吸収液の液温の影響を大きく受ける.この原因は,主としてオキシダントにより遊離したヨウ素が吸収液で捕集されずに揮散するためである.揮散の程度(温度影響の程度)は,吸収液のKI濃度に依存し,KI濃度が低いほどその影響が大きい.又,オキシダント計の校正には,オゾン発生器で発生させたオゾン濃度を中性ヨウ化カリウム法で測定し,目盛り付けを行っている.しかし,著者らは検量線がKI濃度によってその傾きを異にすることを明確にした.大気中のオキシダント濃度を測定するためには,以上の点を十分考慮する必要がある.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1988-07-05
著者
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