紫外線蛍光法による二酸化硫黄の自動測定における励起光量の補償
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概要
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大気中の二酸化硫黄の測定法の一つである紫外線蛍光法は,ゼロドリフトやスパンドリフトなどの安定性に問題があることが指摘されており,頻繁な校正が必要である.この主な原因は,光源に使用しているキセノンランプの光量の経時的な低下とパルス点灯による光量のゆらぎによるものである.著者らは,これらの問題を解決するため,シリコンホトダイオードによる励起光量測定,励起光量保持機構及び比例演算器を用いる補償法を考案し,その性能について検討した.その結果,本補償法を既存の装置に付加することで,ゼロ及びスパンドリフトを従来の20%以下と大幅に改善することができた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1987-06-05
著者
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