過シュウ酸エステル化学発光法によるタウリンの定量 (<特集> バイオサイエンスと分析化学)

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概要

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2-メルカブトエタノールを含むο-フタルアルデヒド溶液を用いタウリンを蛍光誘導体化した後, ビス(2,4,6-トリクロロフェニル)オキサレートと過酸化水素の過シュウ酸化学発光法により定量した.タウリンを最適条件下で定量するための条件を検討したところ.蛍光誘導体化反応におけるpHは8,そしてο-フタルアルデヒドと2-メルカブトエタノール濃度は.それぞれ2.24×10^<-3>Mと1.78×10^<-4>Mであった.又, タウリンの定量に対する10種類の金属イオンと有機物質の影響について検討したところ, 1〜100倍量の存在下でも影響は認められなかった.タウリン濃度が1×10^<-6>〜1×10^<-3>Mの範囲で直線性のある検量線が得られ, 検出下限(3σ)は4.6×10^<-7>M, 相対標準偏差(n=6)は8%以下であった.本法を市販のドリンク剤中のタウリンの定量に適用して満足すべき結果を得た.
1995-10-05

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