着色排水の希釈度測定のための装置開発とその応用
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概要
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著者らは以前,着色排水の程度を評価する方法として"希釈法"を提案した.この方法はすべての着色排水に対して希釈倍数によって数値で表すことができ,感覚測定で分かりやすい点が特徴である.しかし,希釈法は人の目による測定であるため,正確さや測定しやすさなどについては改良の余地が残されていた.人の感覚による測定方法を機器による測定に置き換えるため,あらかじめ色相による人の感覚の大きさに数値化を行った.この感覚の大きさ(α曲線)は色相が赤色領域では極めて大きなピークを示した.次に,α曲線,「刺激値Y及び色度座標(x,y)」法の変形式及び希釈法をそれぞれ結びつけて,希釈法を機器測定に置き換えることができた.これらの原理を組み込んだ吸光光度計を試作した.着色排水を測定し,希釈法との比較から実用化できることが明らかになった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 2002-01-05
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