プログラムの粗粒度分割による並列化手法
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概要
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近年、科学技術計算など膨大な計算量を必要とする分野では、単一のプロセッサで処理していたのでは能力的に処理が間に合わなくなってきている。そこでマルチプロセッサシステムなどの並列計算機の開発が行われている。並列プログラミングとは、複数のプロセッサによって同時に実行されるコンピュータプログラムを作成することである。並列計算機の能力を十分に引き出すためにはこのような並列プログラミングをうまく行うことが必要となる。しかしそれには経験が必要で、一般的には非常に難しいものである。そこで、逐次的に書かれたプログラムを自動的に並列化することが考えられている。ここでは、C言語で書かれた逐次的なプログラムを依存関係をもとに解析し、粗粒度に分割して、疎結合マルチプロセッサ上で実行する方法について検討している。実行の方法としては、管理プロセスにより、各プロセスの実行や、データの管理をすべて行わせることにより、通信を制限し、同期を取りやすくしている。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-09-27
著者
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