高位の仕様記述に基づく専用プロセッサ設計支援システム

概要

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高位の仕様記述に基づく専用マイクロプロセッサ設計支援システムの開発を行なっている。このシステムは高級言語で書かれた仕様記述を入力とし、そのアルゴリズムを効率よく実行するマイクロプロセッサの設計支援を行なうことを目的とする。プロセッサ設計は、命令セット、内部構成、動作仕様等多くの点を考えなければならないが、それにはプロセッサに関する高度な専門知識が要求される。しかしながら、特定用途向けのプロセッサ設計においては非専門家でも設計可能な支援システムが強く望まれる。そこで、本システムでは汎用性を持つプロセッサの詳細設計を支援するのではなく、プロセッサ上で実行されるアルゴリズムに焦点をしぼり、特定アルゴリズムを実行するのに適するプロセッサの設計を支援する。よって、プロセッサの枠組みはテンプレートとして用意し、それに対して入力アルゴリズムを解析し、変更を加えるという形をとる。つまり、ユーザは実行したいアルゴリズムを高級言語(Pascal)を用いて、通常のソフトウェアを書くように入力すればよい。このようにして、本システムはプロセッサの知識を持たない幅広いユーザに対する専用プロセッサ設計環境を与える。計とコード生成について基本的な枠組を述べると同時に、具対例を示す。
一般社団法人情報処理学会の論文
1989-10-16

高位の仕様記述に基づく専用プロセッサ設計支援システム

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