分散OS COSMOS2における負荷分散
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概要
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COSMOS2は当研究室で実装されている統合型分散OSである。これは従来OSが持つ主な機能のプロセス管理、ファイル管理、入出力管理などに通信処理機能を加えて、これらの諸機能を論理機能モジュールとして分割し、高速なLAN上に結ばれている各ノードに分散配置する。このように分散された各論理機能モジュールは、COSMOSカーネルバックプレーン(CKB)を介して相互協同することにより、システム全体を1つのTSSのように動作させることができる。これにより、分散システムの特徴である、高価な資源の共有、機能と負荷の分散、高性能、拡張性、信頼性などが得られる。本稿では、COSMOS2における負荷分散の方法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
-
相田 仁
東京大学 工学部
-
斉藤 忠夫
東京大学 工学部
-
計 宇生
東京大学 工学部
-
李 在己
韓国東亜大学校電気電子コンピュータ工学部:通信・放送機構幕張ギガビットリサーチセンター
-
李 在己
東京大学 工学部
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