トランスポート層の多重化を考慮した多層構造プロトコルの性能評価

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
コンピュータネットワークにおけるプロトコルは、7層の階層化された体系として標準化されている。階層構成では階層間の機能の重複が生ずるため、コンピュータやネットワーク間の接続は容易になるが、ネットワークのスループットは低下する傾向にある。本稿では、ネットワークのスループット評価の一つの尺度として伝送効率を取り上げ、多層構造プロトコルを用いた種々のネットワーク形態について、伝送効率を評価する。既に我々は、各層のウィンドウサイズの広げ方による影響については報告をしたが、今回は、伝送路上のピット誤り率や、トランスポート層での多重化が伝送効率に与える影響について報告する。ただし、層としては、OSIモデルの論理レベルの下位3層、すなわち、トランスポート層、ネットワーク層、およびデータリンク層を考える。
一般社団法人情報処理学会の論文
1988-09-12

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク