ブロードキャストメモリ方式による分散処理コンピュータシステム
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概要
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分散処理において必要なことに情報の共有がある。その実現には、メモリの実体を共有する方法(密結合)と、内容を通信により伝達する方法(粗結合)の二通りが従来から一般的である。前者はハードウェアに対する制約が多く、特にプロセッサの数と配置距離が制限される。後者では通信手続きとデータの変換、転送によるオーバーヘッドがあり、情報を参照できるプロセッサが特定のものに限られるという欠点がある。そこで情報の更新がプロセッサを介さずに自動的に実行され、メモリイメージが共通化されるブロードキャストメモリを考案した。本稿では、ブロードキャストメモリの基本形式と分類、セマフォの実現について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
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