分散OS COSMOS2におけるプロセス間通信の評価
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概要
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筆者等の研究室で実装しているCOSMOS2は,論理機能モジュール(以下,モジュールと略する)による構成と,高速かつ信頼性高い通信を特徴とする統合形分散OSである.従来のOSでの主な機能に対応するモジュールを,高速のLANに結ばれている各ステーション上に適切に配置する.これらのモジュールが相互協同することによって,ユーザにネットワーク透明な環境を提供するシステムを構築することを目指している.分散OSにおける性能に関しては,ステーション間で行われるプロセス間通信を能率良く実行することが重要である.この目的で筆者等は,プロセス間通信のためのリモートプロシージャコール(RPC)の諸方式について検討してきた.この検討においては,従来,RPCの3ways方式,2ways方式について主としてUnix上におけるやりとりとしてデータを求めていた.今回は,COSMOS2の通信環境を実現して,この両方式の性能を求めたので報告する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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