トランスピュータを用いたプロトコルシミュレータの構成

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概要

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コンピュータ・ネットワークにおけるプロトコルを評価するとき、通信における各手順に必要な時間を加算しながら通信状態のシミュレーションを行なうことにより、遅延時間やスループットを求めることができる。しかし、多層構造のプロトコルや、種々のネットワークの条件を対象とするような複雑なモデルのシミュレーションには、膨大な時間が必要となることが多く、適切な評価が困難な場合がある。そこで、複数のプロセッサを用い、各プロセッサを通信ノードとみたてることで、通信における各時間の計算を並列に処理し、計算時間を短縮することを考える。本稿では、通信シミュレータの簡単なモデルとして、スロッテドリンク型のネットワークを評価するためのシミュレータの構成と、各ノードでのセルの送信待ち時間の評価について示す。
社団法人情報処理学会の論文
1995-09-20

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